alhikma’s blog

知の世界へようこそ!

学習・教養・読書

『後世への最大遺物』—内村鑑三の思想—

版元ドットコムより 1.『後世への最大遺物』とは? 『後世への最大遺物』とは日本のキリスト教思想家、文学者である内村鑑三が、キリスト教の学校の開設の際に述べた講話を小冊子にしたものです。 内村鑑三の名前は内村鑑三不敬事件や無教会主義を唱えた事…

『平和の地政学』—スパイクマンが語るアメリカ戦略—

版元ドットコムより 1.スパイクマンとは? 本書を書いたスパイクマン(1893~1943)は、アメリカの政治学者、地質学者です。 スパイクマンはリムランドの概念を提唱したことで有名です。 リムランドとはユーラシア大陸の沿岸部に沿ったエリア、陸と海の両方…

『海上権力史論』—海洋国家、日本の進む道とは—

版元ドットコムより 1.『海上権力史論』とは? 『海上権力史論』とはアメリカ海軍の軍人、歴史家、戦略家であるアルフレッド・マハンが書いた本です。マハンはマッキンダーと並ぶ地政学の学者であり、マッキンダーがランドパワーを重要視したのに対し、マハ…

『マッキンダーの地政学』—日本人に欠けている地政学的思考—

版元ドットコムより 1.そもそも地政学とは? 地政学とは国の特性や政策を地理的な要素から研究する学問の事です。 例えば中国が日本にとって地球の裏側に有ったとしたら、そもそも日本の政策に中国が関係してくる事は有りません。 そのように単なる国際政治…

『言論の自由—アレオパヂティカー』ー真理と虚偽とを戦わせよー

1.『言論の自由(アレオパヂティカ)』とは? 『言論の自由(アレオパヂティカ)』は17世紀の詩人であるイギリス人ジョン・ミルトンが著した本です。ミルトンは『失楽園』で有名ですね。 ミルトンが生きた17世紀のイギリスはピューリタン革命、名誉革命と革…

M・ウェーバー『宗教社会学論選』ーウェーバーに関するもう一段の知識—

版元ドットコムより 1.『宗教社会学論選』とは? 『宗教社会学論選』とはドイツの政治学者、社会学者であるマックス・ウェーバーが著した書籍です。 ウェーバーは『職業としての政治』『職業としての学問』『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』…

M・ウェーバー 『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』ー今の資本主義に求められる精神的態度とはー

岩波書店より 1.『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』とは? 『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』とはドイツの政治学者、社会学者であるマックス・ウェーバーが著した書籍です。 何故資本主義が西洋に生まれたのか、という事をマッ…

『文明の衝突』-日本人が理解できない国際政治ー

1.『文明の衝突』とは? 『文明の衝突』とはアメリカの政治学者サミュエル・ハンチントンが著した書籍です。 冷戦後は文明と文明の衝突が起こると説き、文明と文明が接する地域をフォルト・ラインと名付けて、そこが紛争が激化しやすいと述べました。 2.文…